日々のあれこれ2017年05月05日
#20) 夏立ちぬ

今日は二十四節気の「立夏」。

 

 さすがに信楽のアメダス(観測地点の標高265 m)データでさえ今朝の最低気温が10.4℃(午前04:16)と、霜の降りる気温ではなくなりました。いまのところ本日の最高気温は ―暫定ですが― 25.4℃(14:00)まで上がっています。

 

 立夏といえば太陽黄経が45°(正確には本日16:31)ですから、春分の0°から見ると既に地球は1/8周だけ公転したことになりますね。北欧のように冬至(太陽黄経 270°)を「太陽復活再生の日」と考え、そこから起算すると公転軌道を 3/8周(135°ぶん))したというわけです。あと45°回れば「夏至」がやってきます。

 

 星空のようすもずいぶん変わってきましたね。国立天文台のサイト内にある「今日のほしぞら」では全国各地の任意の時間の星空をシミュレートして見ることができます。この季節なら、「春の大三角」(後述)が見えます。

 

 実際に夜空を見上げると、「五月の薫風」と言われるように空気が乾燥して澄んでいますから、アークトゥルス(うしかい座)、スピカ(おとめ座)、デネボラ(しし座)からなる大三角を鮮明に見ることができます。

 

 いっぽう冬の星としてくっきり見えていたシリウスやオリオンは、日没ころには未だ明るい西の空に低く低く位置していますから、ほとんど見えにくくなりました。季節の移り変わりを実感します。