日々のあれこれ2017年05月15日
#21) 五月十五日朝、ことし初の時鳥を聞いた

今朝7時ごろ、診療所の玄関先に出ていると、よく晴れて日差しは既にじゅうぶん暖かく感じられました。まさにそのとき、ホトトギスの鮮烈な声を今季初めて聞きました。あたかも時を告げるかのようだったので、「まさしく時鳥だなぁ」と改めて思い直したのです。

 

 ウィキペディアによると、ホトトギスは5月中旬に日本へ渡ってくるとのこと。今朝のはまさに「初ホトトギス」だったかもしれません。鳴き声は印象的ですから一度聞くと忘れることはないでしょう。ウィキでは鳴き声を再生することもできますから、どうぞ聞いてみてください。あるいは皆さん、既に聞いたことがあるのではないでしょうか。

 ところで、ホトトギスには「時鳥」の他にも異名が多く、「子規」も異名の一つだったんですね。今日、そのことを初めて知りました!!! 正岡子規が「子規」を名乗った理由も、俳句を中心とする文芸誌に『ホトトギス』と命名した理由も今日はじめて判りました。これらも全てウィキに記載されています。昔なら重た~い百科事典を何冊も繰ってクロス検索せねばならなかったことが、ネットで簡単に検索できることを大いに幸せに感じます。ウィキにも定期的に寄付しているゆえんです。

 

 「う~の花のにおう垣根にホ~トトギス早も来鳴きて」は正に今の季節を歌い上げる名曲ですね。日本語の美しさを季節感とともに味わえる素晴らしい国日本、大切にしたいものです。

 

 ちなみに、私は山野草のホトトギスも大好きで、去年の花のシーズンが終わった株を数本買い求めて、診療所の純和式庭園の岩陰に植えました。厳冬期には地上部分が全て枯れ果てて、根付いたかどうかが危ぶまれていましたが、もうひと月以上まえから例の「まだら模様」の葉っぱがたくさん育ってきています。今秋には花を咲かせてくれるのでしょうか? 楽しみです。

 

 なお、今回からブログ記事の「通し番号」を振ることにしました。いちおう連載のつもりですし、あとから自分で引用するときにも「第●●話に書いたように……」なんて言えますしね。