今日は二十四節気の穀雨(太陽黄経30°)。今年は厳冬から明けるや暑いほどの日が続き、桜もあっというまに葉桜となった。いま、山々は萌葱色の塊がもこもこして、一気に芽吹きの季節を迎えている。
医院の庭のナンキンハゼは元来芽吹きの遅い樹種で、3日ほど前までは新芽が出ているものの未だ固かった。遠目には丸裸みたいで、そこに絡むノウゼンカズラの若葉だけが光を透かして輝いていた。ところが、ここ数日の夏日で、今朝みると一気に赤い新芽が爆発しつつある。
好天ゆえか、このところ患者さんが少なくてヒマである。一方、我が喘息は一向に良くならない。#80で書いたように、黄砂が悪さをしていると思う。ところが、気象庁の黄砂実況図を見ても一向に飛来していないかのような表示ばかり。そんなバカな、と思う。4月5日には黒い車のボンネットが真っ白に汚れているのを目撃した。それでも予報ではゼロだったのである。
目に見えるほどの黄砂を、身体が敏感に感じ取って症状が悪化しているのだ。もっと現実に即した情報は無いものか?と探しまくった。あった。気象庁ではなく環境省のサイトがそれだ。ズバリ『黄砂』と銘打ったPDF冊子を出している。ずいぶん勉強になる。
レーザー光を用いた「ライダー」という観測システムも作動しており、気象庁の情報よりも余程役に立つ。「黄砂ライダー」という名の駄洒落キャラ、パンダがバイクに乗っている(ライダー)「黄砂飛来状況」がある程度、役に立つ。
日本に到達する黄砂は、粒径が約4ミクロンのものが最多らしい。粒径2.5ミクロン以下の黄砂は、いわゆる大気汚染物質「PM2.5」の一部を占める。PM2.5の大部分を占める排気ガス粒子などは、単純な黄砂よりも化学汚染されているぶん、喘息を悪化させる力が強いと思われる。
そのPM2.5の予測を公表しているサイトは多々あるが、日本気象協会が運営しているtenki.jp というサイトが判りやすい。動画で24時間のPM2.5分布の変動を見ることもできる。
喘息がひどいのは私だけではない。少年が受診に来られた。普段は吸入ステロイドを殆ど使用していなかったが、最近、急に悪化してきたという。早速、吸入ステロイドを処方した。吸入ステロイドだけで追いつかないときはプレドニンという内服ステロイドも併用するよう指示しておいた。回復を祈る。
三雲クリニック
12/7(土) 大雪(黄経255°)次は冬至です。日本人の免疫力落ちてます。打ったらあかん‼ コロ・ワクは毒チンやでぇ❕