日々のあれこれ2018年03月18日
#74) 新名神 高槻JCT~神戸JCTが開通

 2018/3/18 新名神の川西~神戸JCT(ジャンクション)間がまもなく開通する。これで名神の高槻JCTから茨木、箕面、川西、宝塚など北摂山系の山間部を東西に貫き、神戸JCTで山陽道に直結する。#66話で、今年度内の開通を危ぶんでいたが、何とか間に合ったようだ。

 

 とはいえ、突貫工事ゆえの無理があったようで、この区間の工事では5人の命が犠牲になった。また、つい最近の3/15には、枚方の樟葉(くずは)から高槻JCTに向けて淀川を渡る架橋工事で1人の犠牲が出た。新名神を利用するときは心して通らねば…と思う。

 

 今回の開通で何が最大のメリットかと言えば、中国道宝塚の大渋滞の解消ないし緩和だろう。#66話で書いたように、この大渋滞は上下線とも何十年も前から連日繰り返される大問題であり、莫大な時間と労力が失われてきた。

 

 私が島根医大に赴任して、家族だけでレンタル・トラックと乗用車で引っ越したのは1994年のお盆の最中だった。猛暑の中、あの酷い渋滞は思い出したくもない。それ以来20年、定年退職に至るも神戸JCTは工事中で、新名神は未だ未だ先の話だった。ともかく宝塚の渋滞が嫌で嫌で、その箇所は深夜か未明に通過するのを常としていた。

 

 島根から関西に戻り、開業医となって長い休みが取れない今、西の方へ車を走らせることはまず無くなった。島根への往き帰り、吹田あたりの中国道を通過するたびに万博公園の太陽の塔に「行ってきます」、「ただいま」と挨拶をしたものだ。今後、新名神を利用するのなら挨拶を交わすことが無くなるのが少し寂しい。