3日前 久々に 低血糖で 超しんどい思い をしました。
午前の診察中、10時過ぎ頃に「しんどさ、だるさ」を感じて、「低血糖だな…」とは思ったけれど我慢して数人の患者さんを診つづけました。ひと区切りついたところで血糖を測定したら 55 mg/dL(以下、単位を省略) でした。急いでブドウ糖 10g を飲み込みましたが、15分経っても しんどさが残るので更に5g を追加しました。なんとか後続の患者さんを診終えましたが、12:50になっても未だ だるい。このとき血糖 98。インスリンを打たずに昼食をとって漸く回復しました。
低血糖の原因は、朝の【インスリン注射量と食事量の不均衡】にあったようです。当日朝の血糖測定では「前夜からの持ち越し高血糖」でしたので、それを正常化するに足る量の「超速効型インスリン(ノボラピッド®)」を打ちました。また、朝は少し食べただけでしたが、喘息のためのステロイド内服により血糖が上がると予測して「超長時間作用型インスリン(トレシーバ®)」を打ちました。トレシーバは「インスリン血中濃度のピークがほぼ無いので注射後の低血糖を起こしにくい」とされています。
しかし、今回はステロイドによる血糖上昇が予想したほどではなく、朝食摂取不足も加わって、トレシーバの注射量がそれらを上回ってしまったようです。
低血糖は普通、血糖が 70 を下回ると生じます。症状は、手指のふるえ、膝がガクガク、冷や汗(とくにオデコ、大阪で言うデボチン)、脈が速い、心臓ドキドキ、などです。これらは交感神経が興奮して起きるのです。
血糖が下がると、交感神経が肝臓を刺激してブドウ糖を血液中に放出させます。交感神経は全身にネットワークを張りめぐらせていますから、肝臓だけでなく心臓・腎臓・副腎・筋肉なども刺激してしまい、上記のような諸症状を起こすのです。
血糖が更に下がって 50代になると、生あくび、目がかすむ、全身がだるい、アタマがぼやける、など「中枢神経症状」が現れます。
私のこれまでの最低記録は 27 か 28 でした。このときは意識モーローとなりかけ、血糖を測定するのがやっとでした。幸い生き延びまして、今日の私があります(苦笑)。
つづく(低血糖の話は次回も続けます)。
三雲クリニック
12/7(土) 大雪(黄経255°)次は冬至です。日本人の免疫力落ちてます。打ったらあかん‼ コロ・ワクは毒チンやでぇ❕