診療(診察・治療)2023年04月08日
#128) コロナワクチンに関する重大な決断(下)

要するに、mRNAワクチンは、ア)相手かまわず身体中のありとあらゆる細胞に無差別に取り込まれる、イ)井上先生が提示した厚労省発表データによるとmRNAは卵巣にも精巣にも取り込まれる、ウ)mRNAを取り込んだ細胞はスパイク蛋白を発現するので自己の免疫細胞(キラーT細胞)の攻撃を受ける、エ)ふつうのmRNAならば短寿命だが、修飾してあるので分解されにくく、いつまでもスパイク蛋白を作り続ける、オ)分解されにくいだけでなく、核内に移行し、ヒト遺伝子DNAに組み込まれることが実証されている、といった点が極めて恐ろしい。

 

 私が知らなかった、それ以外のmRNAワクチン(脂質ナノ粒子も含めて)の怖さは、カ)接種回数を重ねるほどに感染し易くなるADE(抗体依存性感染増強)という現象が観られること、キ)ワクチン成分の脂質ナノ粒子が自然免疫系を抑えてしまうこと、である。

 

 井上先生の講演によると、福島県南相馬市に外資系製薬会社がmRNAワクチンの大量生産工場を建設中である。この工場では新型コロナだけでなく、ありとあらゆるウイルス感染症に対するmRNAワクチンを生産する戦略であるらしい。つまり、従来のインフルエンザワクチンのように鶏卵を用いて製造するのではなく、修飾された難分解性mRNAワクチン戦略でインフルエンザワクチンなどの大量生産をもくろんでいるらしい。

 

 こんな怖ろしい「毒」を世界中にばらまこうとしている。そんな工場の建設ばかりか製品買い上げを日本政府は確約・契約しているという。怖ろしい話である。

 

 これまで、自分は2回目まで接種したが3回目以降は受けていない。mRNAワクチンへの疑念を持ったからである。その疑念は、掛かりつけ患者さん2名の急死によって更に強まった。今までは、患者さんやご家族から5回目や6回目といったブースター接種の是非について問われたときに、射ちたければ止めないけれど推奨はしない、という態度をとってきた。でも、今後はハッキリと「止めた方がいい」と説得することを決断した。また、医師会から求められてもワクチン集団接種会場への出向は辞退・拒絶する。もしもインフルエンザワクチン等が従来型からmRNA型に置換されたら当クリニックでは接種を行わない。

 

【自分自身のコロナ感染体験】

 昨年(2022)12月24日クリスマスイヴの日にコロナ感染が発覚した。その2日前から咽頭部に違和感があったが、熱は無かった。イヴの朝に全身倦怠感があり、38℃近い発熱があった。自分で抗原検査をやったところ、1分も経たないうちに強い陽性バンドが出現した。それまでコロナ予防に有効とされていたCPC(セチルピリジニウム塩化物)配合の口腔スプレーを頻回に用いていたのだが、効かなかった。

 

 急なことで申し訳ないながら臨時に休診させていただき、ふだんの薬を求めて来院された患者さんに限り処方をさせてもらった。ちょうどこの頃、滋賀県内だけでも毎日の新規感染者が2500人とか報道されていた。まさにオミクロン株の大流行の時期だった。

 

 発熱に対してはタイレノール錠を1回飲んだだけで解熱した。咽頭痛と咳は1週間ほど続いた。喘息治療用レルベアは普段通りに吸入した。内服プレドニンを3日ほど続けた。寝込むこともなく、3日目には普段の生活に復帰していた。しかし、嗅覚欠損と味覚異常はこのあと2か月ほど残った。コーヒー豆の香りさえも全く分からず、おししい出しの利いた和食料理も矢鱈塩味だけが強く、美味しさが全く分からなかった。これがオミクロンによる脳神経系の障害症状だった。

 

 この自然感染ではしっかり抗体が出来たと思う。免疫記憶もしっかりと刻まれたことであろう。ワクチンを射ったときは熱は全く出ず、頭痛や全身倦怠感も無かった。高齢のジジイゆえの免疫反応低下だろうと思って自分の加齢を寂しがっていた。 しかし、自然感染したらジジイの免疫系はキッチリ反応してくれた。自分が免疫不全になってはいないことを喜んでいる。そしてワクチン不要を確信することができた。