日々のあれこれ2017年07月24日
#39) 大暑 蝉しぐれ 熱中症 経口補水液

昨日は二十四節気の大暑。このところ、早朝から蝉しぐれが真っ盛りですね。まさしく盛夏です。

 

7/22土曜日の午後は大阪の都心に居ました。昼にお酒をいただく機会があって そこそこ飲んだのですが、その後の大汗と多量のおしっこで脱水症ぎみになったようです。梅田の街中を歩いていたら だんだん足取りが覚束なくなり、「何か飲まなくては」と感じてはいたのですが なかなか適当な補水場所がみつからないまま、ついに両足がつまづきそうになりました。「これはヤバい」とビル内で屋台を出しているカフェを見つけアイスコーヒーを飲み干しました。それからも汗がだらだら。氷水を数杯おかわりしました。

 

でも、こんどは水中毒でしょうか、腹がタポンタポンになり、むかむかも起こってきました。塩分の入っていない水を急激に飲み過ぎたせいで低ナトリウム血症でも起こしたのでしょうね。家に帰ってから臥床し、午後8時頃になってようやく回復しました。

 

飲酒は脱水症を招きがちですので、水分補給を心がけねばなりません。暑さ、発汗、多尿など悪条件が重なって脱水症あるいは熱中症を起こしたようです。

 こんなときの応急措置としてUNICEFなどが推奨している経口補水液というものがあります。家庭で簡単に作れる処方が紹介されています。水1リットルに 塩 3 g、砂糖 40 g を溶かすだけです。

 しかし、この処方は、ふだんから糖質を取り過ぎている現代日本人にとっては砂糖が多すぎます。砂糖は 水1リットルあたり 5g ほどあればよいのではないかと思います。 むしろ、大事なのは食塩の量(濃度)でしょう。血液などの体液と同じ浸透圧を有する「生理食塩水」は、水1リットルに食塩 9 g を溶かしたものです。

 つまり、「生理食塩水」の塩分濃度は既述の「経口補水液」の3倍にもなるんですね。塩はそれほどに重要な、生命に必須の物質なのです。「塩は毒」みたいな塩分制限キャンペーンが世にはびこっていますが、あれも脱水症・熱中症の発生頻度を上げる元凶ではなかろうか?と考えています。