#31)で、今年は閏五月が挿入されると書きました。でも何故、いまのタイミングで挿入されるのか?は私もよく判っていませんでした。ふだんは『旭川情報ねっと』の『六曜・月齢・旧暦カレンダー』を参照しながら毎晩の月を眺めて過ごしています。そのカレンダーによって閏五月のことを知っていただけです。
そもそも陰暦の正月って何を根拠に定められるのか?がよく判っていませんでした。で、調べたら判り易いサイトがありました。『暦と天文の雑学』というブログがそれです。
『目次』から『旧暦と六曜を作りましょう』を選ぶと答が判ります。二十四節気の「節」と「気」(「中気」とも「中」とも呼ばれる)のうち、「中気」によって月の名前が決まるのだそうです。例えば、二十四節気の「立春」が正月の「節」、「雨水」が正月の「中」なので、雨水(今年は2/18)を含む陰暦の ひと月が「正月」と決まります。同ブログの『二十四節気の計算』を見ると、今年の二十四節気の「節」と「中」の一覧表があります。
『旧暦と六曜…』には閏月の挿入ルールも解説されています。陰暦の ひと月(朔日から晦日まで)の間に「中」を含まない月があれば、それが閏月になる、と。 そのルールに基づいて今年の陰暦月を見ていくと、確かに、【6/24 の朔日】から【7/22 の晦日】までのひと月には「中」が含まれていません。だから閏月に指定されるのですね。
ちなみに、【7/23 の朔日】は二十四節気の「大暑」であり、陰暦六月の「中」に当たるから 7/23 は陰暦六月一日というわけですね。
同ブログは他にも色々と教えられることが多いです。皆さんもご覧になるとよろしいのでは…
#25)に書いたように、旧暦って日本の季節に合っているわけではなく、このように複雑怪奇な しろもの なんです。だから、私は旧暦信奉者では全くありません。ただ、月の満ち欠けは目で判りやすいし、月の出は毎晩約50分ずつ遅くなっていくので1日ごとの変化が追い易い、という理由です。朔・上弦・望・下弦・朔…という変化が7または8日毎に起こることがおそらく「1週間」という単位の元にもなっているのだろうと思います。
三雲クリニック
11/1 今日は新旧暦とも ついたち。お朔日詣り。コロナなんか怖くないが、ワクは怖い。打ったらあかん❕ コロ・ワクは毒チン❕❕