頭蓋骨矯正(クラニオ・顎・脳脊髄液)2021年06月24日
頭蓋骨の歪みが脳に与える影響

「頭蓋骨の歪みが脳機能に与える影響と、自律神経失調症・うつ病との関係」

頭蓋骨は、脳脊髄液を循環させるために動いています。

 

脳脊髄液の役割は科学的にはよく分かっていないことも多いですが,,大まかにまとめると以下の2点になります。

 

1、脳や脊髄を保護する

2、栄養素やホルモンなどを運び、老廃物を流す

 

特に「栄養素やホルモンなどを運び、老廃物を流す」ということで、脳脊髄液の循環が不足し、濁ってきたりするとその役目を果たせないということがよく分かります。

すると、脳の機能が低下していき、脳神経の機能もおかしくなっていくのです。

 

つまり...

 

  1. 頭蓋骨の動きがロックする
  2. 脳脊髄液が循環されない(第1次呼吸システムの障害)
  3. 脳の機能低下
  4. 脳神経の機能障害

 

という流れになります。

 

自律神経失調症やうつの症状は「脳神経の機能障害」があるために起こるのです。

 

 

自律神経失調症やうつ病と、脳神経の機能障害

 

頭蓋骨の歪みが、脳の機能を低下させるということですね

 

 

さて、ここからは、最終的に不快な症状を出している脳神経についてお話します。

 

脳神経の機能が障害されることで色々な症状が出てきます。

 

「障害」とは、神経の機能が低下したり、亢進しすぎる(働きすぎる)ことです。

障害とはいっても、ここでは脳梗塞や脳腫瘍などで起きる脳神経の障害ではありません

病院でもあまり相手にされない

小さな障害とは?

 

 

例えば手が動かないとか、しゃべれなくなるといった障害は脳梗塞や脳腫瘍などで出てくる症状ですが、ここではそのような重篤な症状は専門外ですので記載いたしません。

 

ここでいう障害とは、脳神経外科や神経科などではあまり相手にされないぐらいの小さな障害のことを指します。

 

小さな障害と言いましたが、死ぬか生きるかというレベルで診察している脳神経外科の視野からみた場合は小さな障害ですが、自律神経失調症やうつ病、そして原因不明の症状に悩んでいる方にはこの小さな障害が重要になるのです。

 

 

「病院でもあまり相手にされない不快な症状や検査で異常がない症状はなぜ起きるのか」

 

これを理解するには脳神経のことを知る必要があります。

 

これを理解することで因果関係が分かり安心感が得られます。

 

安心感は不安や恐怖心がある方にはとても大事ですので、よくご覧いただければと思います。

 

 

また、因果関係が分かると、ある程度は自分で対策もできますので症状の改善につながります。

 

 

脳神経とは?

 

痛みを感じたり、腕を動かしたりするのに神経というものが必要なのですが、多くの神経は脳の下部にある脊髄から出ています。

 

これを「脊髄神経」と呼びます。

 

単純に肩こりや腰痛といった症状の場合は、この脊髄神経が重要になります。

 

それに対して脊髄からではなく脳から直接出ている神経を「脳神経」と呼びます。

 

自律神経失調症やうつは、特にこの脳神経が重要になるのです。

 

脳神経は第1~第12までの12対あり、左右の合計で24本あると考えて下さい。

 

自律神経失調症やうつは色々な症状がありますが、

 

・自律神経失調症は、脳の一部である脳幹という部分に機能低下があり、

 

・うつ病は、脳その物の機能が、低下しているのです。

 

そのため、脳から直接出ている脳神経にも必ず機能障害が見られます。

 

そしてこの脳神経の機能障害を改善させることで、自律神経失調症やうつも改善が早くなります。

 

なぜなら、自律神経失調症やうつ病を患うことで一時的に脳神経の機能が低下してしまい、これが元に戻らないために自律神経失調症やうつ病の症状がなかなか改善しないということも多いからです。

脳神経がきちんと動くということは、脳や脳幹がきちんと動いていることになります。

 

そのため、自律神経失調症やうつ病も改善しやすいのです。

 

脳神経の機能が改善すると、自律神経失調症やうつも改善し、自律神経失調症やうつが改善すると脳神経の機能も改善するという善循環が起こるのです。

 


脳や脳幹の機能を正常に働かせることが重要なんですね。

 

もちろん、脳神経だけでなく症状の原因となっている

・体の歪みを整えること

・精神的ストレスを改善させること

:栄養の過剰や不足がある場合には、それを改善させること

・適度な運動、質の良い睡眠

・体を冷やさない

などの注意も絶対に必要となってきます。