日々の出来事2018年11月07日
続 古都巡り

午後からは奈良に移動。

若草山を見ながらお昼を頂きました。若草山の間近に来るなんて、小学校の遠足以来かもしれません。

お昼を食べたお店は昔ながらの造りで、昭和の香りがするなあと思って後で調べたら、昭和2年の創業とありました。

戦時中は疎開学校として利用されたこともあるとか。

維持は大変でしょうが、現代にはない趣が残っていて良いですね。

主人が御飯のお代わりを頼んだら、愛想よく持ってきて下さり、とても気持ちよい接客でした。

外では沢山の修学旅行生が楽しげに散策しており、こういう所に来てくれるのは嬉しいなあと思って見ていました。

かわいい小鹿を撮影していたら、ペコペコして煎餅をおねだりしてきましたが、バスの時刻が迫っていたので無情にも煎餅はあげられず。

鹿さん、ゴメンね!

しょぼ~ん

さて、メインの正倉院展の会場、奈良国立博物館へ。

 

今年は70回目ということですが、終戦の翌年からこのような国宝の展示が行われていたというのは驚きです。

私は螺鈿の輝きが好きで、貝が虹色の光沢を放つのを見ると、本当にうっとりします。

今回は、この螺鈿を贅沢にちりばめた豪奢な箱や鏡、可愛らしい絵をはめ込んだ箱がお気に入りでした。

正倉院展はいつも長蛇の列なのですが、展示の説明書きが2枚ずつ貼られたり、細かい製法を拡大写真で展示してくれたりと工夫があるので、混雑するわりには見やすいと思います。

それでも平日なのに、人、人、人で、なかなか前に進まず、全部目を通すだけで2時間近くかかりました。

こういう時だけアントマンみたいになって、好きな所を見て回ることはできないのかな?