利用案内2017年04月02日
#11) バルーン・カテーテルの設置や交換もやっています

若い頃は血液透析にたずさわっていた、と以前に申しました。その頃の所属が泌尿器科でしたので、尿閉(にょうへい: 膀胱に尿がパンパンに溜まっているのに出ない緊急事態)を起こした患者さんの導尿もやります。もちろん、男性女性を問わずバルーン・カテーテルの設置や交換(更新)もやっています。

 

また、泌尿器科というのは外科系ですので、そのときの経験をもとに小手術もできます。具体的に言うと、1)切り傷や裂け傷を縫い合わせたり、2)壊死(えし)した皮膚を切除したり、3)縫合した傷が治ったら抜糸したり、4)化膿して膿が溜まっている場合は切開して膿を出す、というような小手術です。

古い経験だけでなく、新しい考え方も取り入れています。つまり、「傷は消毒せず、保湿に留意すれば早く治る」という考え方です。一方、「感染した汚い傷は縫合・閉鎖せず開放にしておく」のは昔からの大原則です。

 

さらに、外科系の研修の一環として麻酔科の経験も積みましたので、心停止など起こした場合の緊急蘇生に必要な気管内挿管(きかんない・そうかん: 気管に太いチューブを入れて、人工呼吸できるようにする操作)も出来ます。3年前、老健施設に勤務していたときも、床の上に倒れた状態の太った猪首(いくび)の女性に、床に腹ばいになって挿管したことがあります。このおかげで救急搬送したあと無事に回復されました。自分で言うのも何ですが、これまで数百人の患者さんに挿管して失敗は一度もありません。