日々のあれこれ2024年11月30日
#132) 大きな後ろ盾を失った。しかし、私は頑張ります‼

今日、当院は開業から満9年3か月が過ぎようとしている。満8年頃から漸く当院も軌道に乗り始め、手ごたえを感じつつ日々やらせて貰っている。 ここまで支えてくれた大きな後ろ盾は、大阪医大の同級生たる生田邦夫理事長だった。

 

9年前の開業準備期間中に理事長は私に言ってくれた。「採算は考えなくてもいい。三雲地区を無医村にしてはならない。少なくとも十年は頑張ってくれよな」と。その約束を果たす満願日まであと9か月。満願を二人で祝福することは叶わなくなった。

 

2年半前には私が心筋梗塞で滋賀医大に入院し4週間弱ほど休ませて頂いたのだが、その間の代診を理事長はじめ当医療法人の医師たちが交代で努めていただいた。御蔭で閉院の憂き目を見ずに今日を迎えることが出来ている。

 

その理事長が去る11月25日(月)夕刻 逝去された。湖南市長を務める間に転倒・骨折されたのを機に肺炎などを合併され入院加療中であった。当院の近況や抱える問題点、今後の改善に向けて、など色々と相談したいことがあったのだが、果たせないままとなってしまった。

 

まことにまことに残念だが、最近の当院の盛況ぶりを認識して頂いていた様子なので、おそらくは喜んで貰っていたのではなかろうか。謹んでご冥福をお祈り申し上げる、と伴に、今後も私の身体が続く限り、アタマが呆けない限りは地域の診療拠点として頑張る決意であります。理事長よ、どうぞ天国から見守ってください‼