ざつがく 雑学2017年10月13日
#52) 「ざつがく 雑学」カテゴリーを新設しました

「ざつがく 雑学」は私の趣味でもあるのですが、あえて「趣味」カテゴリーとは分けることにします。のめり込むとキリが無いので、「ときどき掲載する程度」に抑えたいと思っています...いまのところ...(今後の成り行きは判りませんが…笑)。

 

 それでは雑学を始めます。まず見出し番号の前に付した # について。自分では米国流に「ナンバー」と読んでいます。つまり、今回のブログは「ナンバー52」です。 「シャープ」でもなく、「ハッシュタグ」でもなく、米国留学のときに習慣化した「ナンバー」の意味で使っています。

 同じく米国式で記号「~」の意味は何かご存知ですか? 日本では、「何々から何々まで」の「から」を「~」で表記するのが普通ですよね。でも、米国式の~の意味は「およそ、約」の意味なんです。つまり、” ~50 ” と書いてあれば「約50」の意味です。「50未満」とか「50以下」、「50まで」の意味ではありません。誤解というか誤訳されているケースを散見しますので、老婆心までに...。

 

 次は英語の序数詞の略記法について。「52回目、52番目」を意味する英語の略記法は  52nd です。略さない原語は fifty-second です。昔、『フィフティーセカンド・ストリート』というミュージカルがありましたね(一度も観たことはありませんが…)。あの 52nd です。

 日本では ”52th” という表記をよくみかけますが、あれは誤用です。「英語の序数詞は、数字のあとにthを付ければ良い」と誤解している人が少くないようです。おそらく、そういう人は「声に出して読み上げる」という習慣を持たず、目で見た字面(じづら)だけで判断しているのだろうと推察します。日本語でも英語でも声に出して読んでみると、ことばの持つリズムや抑揚が感じられて、人に伝わる精度・効率が上がるはずです。

 

 同様に、51th や 53th も誤りです。正しくは 51st や 53rd です。Fifty-first や Fifty-third のように音読してみれば、正しい語法が判りますよね。

 54 から 60 までは語尾に th を付ければよいのです。54th, 55th, 56th, 57th, 58th, 59th, 60th ですね。そして 61, 62, 63 は再び  61st,  62nd,  63rd となります。

 

 ともかく 1st, 2nd, 3rd  が基本型です。100 を超えても 101st, 102nd, 103rd, 104th…と続き、1000 を超えても 1001st, 1002nd, 1003rd, 1004th…のように原則は変わりません。

 但し、字面で間違いやすいのは 11 と 12 です。これらは「イレブン」、「トゥウェルブ」と古来の名前がありますので、序数詞は 11th, 12th となり、11st, 12nd にはなりません。13, 14... は 13th, 14th...ですね。