日々のあれこれ2017年09月28日
#50) きょうはこんな一日でした。

 9月28日(木)、旧暦八月九日、22:00 上弦の月がくっきりと。

 未明から北寄りの風がかなり強かったですが、昼過ぎから台風かと思うほどの北風が吹き荒れました。特養へ往診の途上、キンモクセイの樹の下にはオレンジ色の粉が吹き溜まりを作っていましたし、林間の道には小枝がいっぱい落ちていました。

 県内のアメダス記録によると、最大瞬間風速(m/秒)は南小松22.4 N@13:58大津10.6 NW@13:29信楽14.4 NNE@14:20彦根19.4 NW@14:21となっています。やっぱり「台風並み」と言ってよい風が吹いたようです。

 大陸の高気圧から、日本列島の直ぐ東にある低気圧に向かって、北寄りの風が強く吹き込んだようです。夜になっても北風が主体で、どんどん気温が下がりつつあります。暑がりの私にはとても心地よい季節です。9月もあと2日を残すのみ。

 

 今日の午前診は患者さん一人だけでした。毎日こんな状態なら「おまんま食い上げ」です(笑)。実際、柿の実が色づいて来ましたからね(笑々)。

 でも、他の患者さんが待っておられなかったおかげで、唯一人の患者さんの話を深く深く聞くことができました。切羽詰まった、大きな悩みを抱えておられ、そのことが心身症となって現れている様子でした。真剣に、ほとんど口出しをせずに、深く深く傾聴しました。

 私は精神科医でもなく心療内科医でもありませんが、何故か昔から、悩める人の話を聞くことが嫌いではありませんでした。親父(精神科医、3年前に没)の背中を観て育ったからかもしれません。

 ひととおり話を伺って、最後に医者としてアドバイスをさせてもらうとともに、心の負担を少しでもやわらげるであろう処方を慎重に、かつ、真剣に選びました。

 お帰りになるときの表情が、言葉が、少し落ち着いて明るさを取り戻しておられたように拝察しました。よかった、と思います。