日々のあれこれ2017年09月06日
#46) 咽(のど)をやられてしまいました。わが人生で最悪!

 月曜の朝から少し 咽の調子が悪くて、痰も切れにくく黄色でした。「何かに感染したな」と思ってサワシリン(ペニシリン系 抗生物質)とクラリスロマイシン(マクロライド系)を併用しました。ある程度は良くなったと思っていたのですが・・・

 昨日 火曜日の午前3:30、咽が激しく痛くなり目が覚めました。すごく腫れてもいて、つばを飲み込むだけでヒリヒリと痛みます。抗生物質の併用でも効かない耐性菌だろうと思って早速レボフロキサシン(ニューキノロン系)を飲み始めました。

 ところが、6時になっても痛みと腫れが全く良くならないので、普通は1日1錠のむレボフロキサシンを1錠追加したのです。しかし、8時になっても痛みが治まらず声も出なくなりました。「このままでは仕事が出来ない」と あせってプレドニン(ステロイド)を飲んだところ何とか声が出せるようにはなったのですが、「話すのが苦しくて仕事にならない、どうしようか?」と悩み、「午前中だけでも臨時休診にさせてもらおう」と思いました。

 

 私の具合を聞いた我が盟友、生田病院理事長・Dr.生田(大阪医大の同級生)から電話がありました、「CTを撮るからすぐに来い」と。診てもらったところ気管支炎や肺炎の所見は無く、「レボフロキサシン服用を続ければよいだろう」とのこと。

 結局、昨日の午前診は臨時休業とさせてもらいました。幸い患者さんが少なく、前回処方の継続を希望された患者さんにはお薬を出しました。

 

 先週末あたりから急に涼しくなり、月曜朝には急に冷え込み、湿度も下がりました。【低温と乾燥】は風邪を引き起こすウイルスや細菌が元気になる条件ですよね。高温多湿の残暑から一転して肌寒くなったこの季節、皆様もご注意なさってください。

 

 【感染症による炎症】を抑えるためのステロイドは「禁じ手」と考える医師が多いと思います。私も滅多なことでは処方しません。でも、私なりの考えがあって、処方できる条件が揃えば処方することにしています。これについては次回に。