症例2023年07月10日
事故で抜けた歯の処置後14年間ー1
事故の為、抜けた歯の多くは近くの歯科医院で処置されている。
一般に再植歯の予後は予想できないと思われる。
その理由として
・口腔外での時間
・歯科に行く迄の保存状態(それによる歯根膜線維の生存か壊死か?)
・行われた処置内容
などで、これから言えば今回の症例は事故後1時間10分の来院で
しかも歯は汚染乾燥され歯根膜線維の壊死、と条件が悪いと思われる。
普通、事故後直ちに再植を行った場合を除き、歯根膜線維の壊死により
直接的に骨と接触する為、骨癒着と歯根吸収が起こり2年以内に脱落されると言われている。
今回、14年間痛み、動揺もなく経過した症例を報告します。(その後は転勤の為に来院されず)
小児歯科 岸田歯科医院
岸田市 蛸地蔵駅 岸田歯科医院