工房日記2019年04月11日
至急の造形が上がってきました!

お願いしていた造形が上がってきました。

光造形で出来上がったものです。

造形にはいろいろ種類があり樹脂系やワックス系など多種です。

それぞれにもちろん利点が異なります。

 

 

この光造形は大量に短時間でコスト的にも一番良い方法です。

ただ、表面に段差ができることと、鋳造が少々難しのが難点です。

 

出来上がった造形品は、シマエナガとマンタと蔦をデザインした指輪です。

このような有機的な形状の場合は、大体の形状で造形してあとで手を入れて修正します。

 

使用したCADソフト(ライノセラス)で有機的な鳥やマンタ・蔦のような形を作るのは、かなり難しい作業です。

 

このCADソフト(ライノセラス)は構築的な形状は得意とするのですが

生物のような有機的な形状は不得意なのです。

 

有機的形状を作る場合は、Gブラシを使用します。

ただ、このソフトはライノセラスとは使用方法が全く異なり私は不慣れなのです。

Gブラシで完成形を作るよりも、ライノセラスで大体の形を作っておいて、

手作業で修正する方が格段に速くできます。

それで、手作業で済ませてしまうために、いつまでたってもGブラシが上達しないのです。

 

CADデーターのプロは、数種類のソフトを自在に使いこなして、最短の時間で最高のデーターを作るのです。

ただ、データーは手順通りにすれば綺麗に作れるわけではなく、

手作りと同様にデーターも作り手のセンスや感覚で出来上がりの雰囲気は微妙に変わります。

 

私の場合は最後に手を加えないとイメージした形状には近づけません。

修業が足りません。

 

今では手作業は正確さでは、やはりCDAにはかなわなくなってきています。

手作業の良さは、もっと違った形でこれからは残って行くのでは!?と思います。

 

その答えは、その時代のお客様の趣向性によるところなのです。

 

フォルムjポッシュ