明日はフォルムポッシュの定休日です。

今日は、日常の業務をこなし、通りがかりのお客様のお相手をしながら何となく時間が過ぎて行き、ＰＭ6時を迎えようとしていました。

工房はと言うと、鋳造屋さんに発送するＷＡＸの準備に追われていました。

そんな折に、一人の純朴そうな男性のお客様がお越しになりした。

 

お客様は、「サプライズプロポーズをしたいんですが、ブログを見てきました」とのこと。

どうやら、フォルムポッシュのオーダー物語のブログをご覧になってお越しのようです。

そのブログの内容は新郎様が一人でこられて、まずは当店でダイヤを購入されて仮枠をお作りします。そのダイヤを留めた仮のリングでプロポーズ、その後彼女様と再度お越しになられて3人でデザインの打ち合わせをして本製作をする流れを書いた記事です。

お越しになったお客様にはまず、ダイヤの４Ｃをご説明を差し上げてから、ご予算をお尋ね致しました。

ご予算をお聞きしてご提案の幅かあるなと思ったのですが、よくよくお聞きすると婚約指輪×１と結婚指輪×２の3本でのご予算でした。3本の指輪製作ですとご予算的には、厳しくはありました。

 

新婦様とは今は遠距離恋愛の真っ最中だとか！

互いに行き来していると結構お金を使います。

そんな中新婦様のために、必死に貯めたんだろうなー、何とか良い提案をさせて頂かなければ！と思い

そのためには、新婦様のことを知らなくてはなりません。それでいろいろとお尋ねすることにしました。

身長や普段の服装やお顔立ちに趣味などお聞きしていると、スマフォを取り出してこれが彼女ですと。お写真を見せて頂きました。お客様にお似合いの純朴そうな可愛らしい新婦様でした。最初はシャープな感じをイメージしていたのですが、丸みのある可愛らしさのあるデザインをお勧めいたしました。マリッジリングについてはお二人で決められたいとのことですので、取り合えす予算の配分を決めさせていただくことにしました。

それで、まずは婚約指輪のご注文を頂戴して、新婦様が9～10月頃に来阪されるとのことですので、その際にお越し頂きご相談を受けることで話がまとましました。

まずはエンゲージリングの枠製作に早速取り掛からなくてななりません。

サプライズプロポーズの際には、仮のリングにダイヤを留めてそれで告白をして頂き、その後に正確なサイズをお測りしてプラチナで作り替えることになりました。サイズが正確に分からないとのことでしたが、これで安心してプロポーズをされて、合えばそのサイズで合わなくても後にお測りしたサイズでお作り出来ます。ただ、新婦様には少々お待ちいただくことになり申し訳ないですが…

お会いされるのは6月の末、それまでに完成させなければなりません。間に合わなければ責任問題になります。

ご注文書には6月中旬にはサンプル完成とお約束をして、そのお控えを受け取りながら嬉しそうにお帰りになられました。

 

新婦様のことを大切にされてるんだなーて思いました。

 

彼女様のお写真をお見せになるときのそのお顔と可愛い彼女様ですねと申し上げた時のその笑顔が、雄弁に物語っていました。

 

 

フォルムポッシュ