未カテゴリー2018年06月23日
鍼の話。

今日は「鍼の話」

鍼が怖いのは「食わず嫌い」だからという話をしました。でもちょっとと思うことがあるので今日はそんな話です。

人は色々で 鍼灸をするとき、特に初診のときに「鍼怖い」という人がいます。また「鍼なんか怖くない、どうとでもしてくれ」みたいな人もいます。この差って何だと思います?差が実はあるんです。ただ単に「怖い」ではないんです。

その差というのは「その人の持っている刺激に対する許容量」です。簡単にいうと 少しの刺激で効く人は許容量が少ないといえるのではないでしょうか。鍼をブスッと刺しても涼しい顔をしている人は、最初から「怖い」なんて言いません。許容量の多い人はそれだけ余裕がありますので「怖い」なんてありえないのです。

鍼灸うえだでは 初診の患者さんに「鍼怖い?」って訊くことが多いです。「怖くない」という人は大抵の場合 大丈夫と判断し 背中から鍼を打っていきます。逆に「怖い」という初診患者さんはまず本人が見えるところ(例えば前腕とか)に鍼を打って「痛くない」「大丈夫」ということを認識してから本人の見えない部位を打っていきます。

些細なことですがやはり最初が肝心ですからね。今後の鍼が怖いとか怖くないとかは最初の一発目にかかっているといえるでしょう。ですから最初の鍼を打つって結構緊張するんですよ。

今日はそんな最初の鍼の裏話でした。