未カテゴリー2018年06月02日
今日は 鍼の話。2
今日は 鍼の話です。
鍼の由来についてです。昔から鍼というモノではなく、「砭石へんせき」といわれていました。字のごとく「石」ですね。身体の痛いところや具合の悪いところにこの「石」をあてると痛みが緩和したことから効果を見出したようです。この「砭石」は尖った石 という意味のようです。石から動物の骨、そして金属へと鍼の形は変化していきました。ちなみにお灸は「温石おんじゃく」が由来で身体の痛いところなどに 温かい石をあててみたところ 身体が変化したことにより 温める行為が身体によい作用をもたらすことがわかり、現在のお灸 艾に至っているわけです。
ちなみに どなたかお亡くなりになって 告別式などに出席すると 司会の方のスピーチで「故人は薬石の効果もなく・・・・」とあると思います。その「薬」は勿論 漢方薬のこと そして「石」は「砭石」であったり「温石」であったり、つまり「薬を飲んだけど、鍼灸したけど ダメだった」ということです。
昔は、漢方薬と鍼灸が医学でしたから。なかなか奥深いですね。
鍼灸 うえだ
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