鍼灸2018年05月18日
今日のツボは 慣用句 にもなってるツボ。

今日のツボは「病膏肓に入る」という慣用句でも知られる「膏肓こうこう」です。

意味は 重病で回復の見込みがない状態のことを言います。「膏」は心臓の下部、「肓」は横隔膜の上部のことで膏肓とはこれらの間の奥深いところでここに病気が入ると治すすべがないとされています。古代中国の「春秋左伝」に逸話があります。

場所は第4胸椎の外方3寸(指4本分)のところにあります。ちょうど肩甲骨辺りで押さえるとけっこうこたえるのではないでしょうか。消化器系の治療として使われることが多いです。

この「病膏肓に入る」は万葉集や今昔物語にも出てくるそうです。なかなか古いですね。