【大阪のニュース】2017年03月09日
旬の味お届け イカナゴ漁解禁
大阪湾の春の使者、イカナゴの漁が7日、解禁となった。大阪府岸和田市の岸和田漁港で早朝に水揚げされ、多くの客が待つ百貨店やスーパーへ届けられた。
大阪市北区の阪急うめだ本店地下2階の鮮魚店「魚の北辰」では入荷前から整理券を配布して販売。生は1パック(1キロ)3240円と昨年を約500円上回ったが、多くの客が待望の初物を次々と購入。この日は1人3パック限りの販売とあって、夫婦で“協力”し、複数買い求める姿も見られた。地元の女性(81)は「くぎ煮は亡き母の大好物だったので、少量ながら毎年作っている。帰ってさっそく調理します」と笑顔で話した。
加工されたくぎ煮、中ザラ糖やショウガなど、くぎ煮の材料も並び、売り場に春到来を告げた。
府立環境農林水産総合研究所水産技術センターによると、大阪周辺の主な産卵場である播磨灘の産卵量が少なく、海水温が平年より高めに推移していることから資源量は多くないと推測。初日は海が荒れて出漁数が減り全般に漁獲量が少なかった。
3/8 大阪日日新聞より
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