【大阪のニュース】2017年03月01日
『船場のおひなまつり』

大阪・船場かいわいの旧家に現存するひな人形を特別公開する企画

「春の船場博覧会2017『船場のおひなまつり』」が28日、
大阪市中央区内7会場で始まった。
大勢の市民が大阪の歴史文化を育んできた船場を散策しつつ、

点在する展示会場巡りを楽しんでいる。
3月5日まで。

 


細やかな茶道具類ともに特別公開されたひな飾り=28日午前、大阪市中央区の少彦名神社


地元の町会や企業、大阪市などでつくる実行委が主催した。
「神農(しんのう)さん」として親しまれる少彦名(すくなひこな)神社(道修町2丁目、別所賢一宮司)では、別所宮司の曽祖母・キクさんの嫁入り道具で明治期作と伝わるひな飾りを展示中。
キクさんの実家が鴻池家出入りの茶道具商だったことから、茶わんや茶せん、風炉といった実際に使用できる小さな道具類も並び、来場者が細やかな出来栄えに驚きながら見入っていた。

 旭区から妻と訪れた男性(81)は「100年以上前の作とは思えない素晴らしいおひなさまを拝見できた。
今日はできるだけ多くの会場を回りたい」と笑顔で話した。

 

大阪日日新聞より