明石で佐渡裕氏のコンサートがあったので、行ってきました。

たまには日常の雑事を離れ、美しいものに触れるのも大切かと

端っこですが、かぶりつき！

指揮者の気迫の籠った息遣いや、奏者の表情やしぐさも良く見えて、臨場感がありました。

ソリストの方の美しい音色を聴いていると、なぜかお椀のイメージが浮かんできました。

透き通ったお出汁、葛打ちしてぽってりと花開いた鱧、ぱっと広がる柚子の香り、赤・白・緑のコントラスト・・・

濁りのない音色の調和は素晴らしく、まるで上等の懐石料理を頂いているような、至福のひとときでした。

終演後、佐渡さんの周りには黒山の人だかりができていました。