利用案内2017年03月25日
#09) AEDも備えています

日本救急医学会HPによると、AEDとは次のように説明されています。

  AEDとは自動体外式除細動器のことを言います。 心停止には、電気ショックの適応となる「心室細動」と呼ばれる心臓がこまかくふるえることによって、血液を送り出せなくなる不整脈によるものと、適応でないものとがあります。 心臓の状態をAEDが判断して、自動的に電気ショックが必要かどうかを教えてくれます。

  心室細動(しんしつさいどう)という特殊なタイプの心停止が起きているとき、心臓は電気的に雑然とした興奮をしており拍動につながらないのです。この「雑然とした心臓の興奮」を「整然とした電気的活動」に回復させるのがAEDなのです。薬では回復させることができません。心臓マッサージを続けていても自然に回復することは期待できません。つまり、心室細動の場合に限ってはAEDが不可欠の手段になります。

  上記以外の、心臓が止まった場合のほとんどは、心臓の電気的な活動が止まった状態ですので、AEDは当てはまらないのです。このときは心臓マッサージと人工呼吸を続けながら救急隊を待つしか手はありません。

  もしも当クリニックで心臓停止が起きた場合、気管の中にチューブを入れて手圧バッグで呼吸を補助しながら心臓マッサージを行い、AEDが該当する場合はそれを行って心臓拍動の回復を試みます。AEDが当てはまらないときは心臓マッサージと人工呼吸を続けながら救急隊の到着を待つことになります。

 

  当クリニックでAEDを備えており随時利用することができるので、「日本全国AEDマップ(aedm.jp)」に「三雲クリニック」を登録しました。公民館などに設置してある器械と違って、深夜・早朝や休祝日にも利用可能です。