診療(診察・治療)2017年02月24日
#02) インフルエンザは減ってきたが、マイコプラズマは...

二十四節季の「雨水」(2月18日)も過ぎて気温も湿度も上がってきました。そのおかげでインフルエンザの患者さんは減ってきました。滋賀県がweb公開している『感染症週報 平成29年第7週(2/13~2/19)』のグラフをご覧いただくと よくわかると思います。

 いっぽう、マイコプラズマ肺炎は増減を繰り返しており油断できません(こちらもグラフがあります)。しつこい咳(痰の量は少なめです)が1週間以上つづいたり、熱が37℃付近から38℃以上まで 上がったり下がったりする場合はマイコプラズマ肺炎の可能性があります。受診をお勧めします。 

 マイコプラズマという病原体には普通の抗生物質は効きません。マイコプラズマに対して有効な抗生物質・抗菌剤を選んで、かつ、使用量も重症度に応じて加減する必要があります。