当店無料サイトどこねっとよりブログがお写真付きで全文・閲覧できます。

 

２０万　　５２１４　回　ブログ累計アクセス数

 

12/7　土曜日　11：02-

 

 

こんにちは。

みなと通り夕凪店オーナー河部でございます。

 

 

寒くなりましたね。。

冬到来を感じます。

 

皆さま、暖かくして風邪を引かないようにお気を付け下さいませ。

 

 

 

お客様から＜貴金属には相場があるのに、なんでお店によって金額が違うの？＞

 

こんなご質問を頂戴したので、お答えします。

 

私オーナー河部的には、２点あります。

 

 

１点は、お店の利益体制。

騙してでも利益優先で利益を追求するお店。と、

 

 

当店のようにお客様に喜んで頂き、輪を広げて頂く手法の利益率の低いお店。

 

オーナーの考え方やお店の体制で全く変わります。

 

 

元買い取り店の従業員の方のお話を聞きましたが、

 

正社員で、給与・ボーナス（やや低め）プラス歩合制。。

この歩合制というのがポイントです。

 

 

例えば１０万円でお店からバイヤーに売れる物があるとします。

お客様から５万円で買えば、お店としては５万円の利益が出ます。

 

 

その利益５万円の５％が貰えるそうです。

正確には、１ヵ月の利益の５％が歩合として別途支給されるシステムだったそうです。

 

と、、なれば、、

 

 

あなたがその従業員の立場なら、お客様から高く買いますか？安く買いますか？

 

 

おそらく、殆どの方がお客様から安く買って利益を出そうとするでしょう。

 

こういった体制のお店は、接客ややり取りがマニュアル化しており、

話の持って行き方・口が上手いです。

 

 

オーナーの考え方・お店の体制が査定額が変わる理由の１つ目ですね。

 

 

そしてもう１点は、、

 

 

お店の設備。。

 

もちろん、査定する人（査定員）の眼力も必要ですが、

それはあると仮定して、、設備が大切です。

 

 

貴金属には、含有量があります。

例えば金。。

 

 

含有量が99.9％なら、純金（K24）

 

75％なら、１８金（K18）

58.5％なら、１４金（K14）、、、と

 

１ｇあたりの単価も変わります。

 

 

同じくプラチナも、純プラチナ・ｐｔ900・ｐｔ850と色々あります。

 

ｐｔ900は、プラチナが90％入っているという意味の刻印で、

指輪に使われる事が多いです。

 

ｐｔ850は、85％入っておりネックレスに使われることが多いです。

 

 

なんで、そんな違いがあるのか？

 

金やプラチナは含有量が多くなるほど、柔らかいのです。

 

 

昔流行った純金の指輪。。

お持ちになられるおばあちゃん達のリングは変形した物がほとんどです。

 

リングやネックレスの変形や切れたりするのを防ぐために、

金やプラチナの含有量を下げて、残りの％で固い素材を入れて強化するんですね。

 

 

金で一番多いのは、１８金（K18）75％ですね！

残りの25％で強化素材を使い、変形や切れるのを防いでいるのです。

 

18金。。＜金なのに変色している！・これは偽物？＞ではなく、

強化素材部分が経年劣化しているんですね。あると思います！

 

 

そして昔は、法律が緩かったのかK18刻印なのに金が75％無い物も多数あります。

 

変色が酷い物等・これどうなんだろう？と肉眼では見分けられない物もあります。①

 

 

そして、１８K。。刻印。。

後K（あとK）と言って、昔のアクセサリーや海外刻印にある物です。

 

これは、我々背筋が伸びる刻印ですね。

 

 

もちろん、しっかり18金の金の含有量が入っている物もございますが、

金の含有量が低い。。なんなら、金メッキ。こういう場合もございます。②

 

 

これを見分けるのに、設備が必要なのです。

 

 

条件は付きますが、比重値を計って何金か？見る機械。

これが殆どのお店で設置されている機械ですね。

 

 

ただ、デザイン・形の変わったもの・石付きの物・１ｇ未満の物は正確には測定できないのです。

 

この機械すらないお店もあるそうですが、どうやって見分けるのでしょうか？

 

 

当店、みなと通り夕凪店にはこの機械の他に、、

 

エックス線装置という含有量を計る機械がございます。

高性能でハッキリと測定できます。

 

 

あると無いとでは、どういった違いが出るのでしょうか？

右から、、

①ネックレスが切れて。。その一部ですね。

②金のネックレスのトップ部分。

③ピアスのポスト（針の部分）

 

全て刻印部分が無い状態で、何金か？の刻印はありません。

私オーナー河部の査定。。

 

ルーペで素材の状態を見る。。

おそらく、プラチナ。ｐｔ850か。。

 

右は金。チェーンは14-18金。。コイン部分は少し含有量が高いかも。。

 

エックス線装置へ。。

 

切れたネックレスは、プラチナ・ｐｔ850でした。

金は、18金。コイン部分も型押しの18金でした。

ピアスはプラチナ。ｐｔ900メレダイヤ付き。

 

 

これで約4万円の金額が付く事が分かりました。

3万8000円のバッチバチの金額提示です！

（前回のブログでも少し出てきました）

 

では、エックス線装置（設備）が無いお店の場合、どうなるのでしょうか？

 

 

査定員のレベルが通常以上なら、プラチナと金である事は分かるかも知れません。

 

問題はその後です。。

 

（これなに金なんだろう？18金かな。。でも14金の可能性もあるし、、）

（プラチナも。。含有量が分からない。。どうしよう。。）

 

＜＜よし、10金の単価で提示しよう！・プラチナも低い単価で提示しよう。＞＞

 

こうなるのです。

 

 

当店みなと通り夕凪店の査定金額・３万８０００円に対して、、

 

近隣のお店の査定額、、1万9000円。。

 

ちょうど半分でした。。

 

 

お客様も私オーナー河部の金額提示後、驚き・喜び・他店への苛立ち。

こんな気持ちを話してくれました。

 

 

これが設備が大事な理由です。

 

 

ある騙しのお店では、ルーペ（虫眼鏡）で見ただけで、、

＜これは銅が多く含まれているので、金が少ないです。＞K18の刻印がある物です。

 

 

無理です。。

 

私の師匠。貴金属のバイヤー・この道40年のベテランです。

みなと通り夕凪店に来店・売却する際、、

 

師匠＜店長、これ多分18金怪しいからエックス線かけて。＞

 

河部＜はい。。＞

 

、、、、、

 

河部＜うん。何回かけても18金でいけますよ。＞

 

師匠＜そっか。。OK！＞

 

今までルーペで何百万点と見て来た人でも、こんな事もあります。

機械に掛けずに分かるはずもないのです。

 

 

まとめです。

 

お店の良し悪しは、そのお店の利益体制と・設備（機械）がしっかりしているか？で

変わります。

 

 

こんな話も聞かないと分からないですもんね。

知らなくて当たり前です。

 

 

お客様の接客の合間に書いておりますが、

相変わらずバッチバチの金額提示。。

 

しれっと今のお客様の分だけ書いときます。

18金ネックレス約6.2ｇ・6万3200円です。汗

 

即決OK！

 

ですよね。。追いかけられるお店あるのかな？笑

 

 

最高の接客と、他店が追いついて来れないバッチバチの金額提示が売りです。

 

どうぞみなと通り夕凪店を実感して下さいませ。

 

 

 

今日も最後まで見て頂いてありがとうございます。

 

また面白いブログをアップしていきますのでどうぞよろしくお願い致します。

 

 

この後も元気いっぱい頑張ります！

 

 

 

皆様のご来店を心よりお待ちしております。

 

　　みなと通り夕凪店オーナー　河部