症例2023年07月10日
事故で抜けた歯の処置後14年間ー3

3.処置

 

まず、口腔内の砂等の異物除去と洗浄消毒後、顔の消毒を行う。

そしてレントゲン検査を行い口腔内の抜けた穴を触診、問題がない事を確認し

1┛(右上1)の再植と2┻1(右上2、左上1)の整復(動いた歯を元の位置に戻す)を決定しました。

 

 

抜けた歯は既に歯根膜線維が壊死している為、線維を除去、神経を取りその場で根管治療を終了させ生理食塩水に入れる。

 

 

1時間半後、痛みをとり処置を行う為、局所麻酔後、2┻1(右上2、左上1)の歯を整復、続いて抜けた歯を穴に戻し矯正器具を

4┼3(右上4~左上3)に接着、ワイヤーを曲げ固定した。

そして、固定により安定した2ヶ月後、飛び出して神経が死んだ歯の根管治療を終了した。