バリ雑貨2017年12月06日
アタって何?

当店で人気の「アタ製品」

そもそも「アタ」とは何か説明しておきます

「アタ」はインドネシアのみに生息する植物です。よって、「アタ」はバリ雑貨の代表的な存在です。では、どうやって作られているのでしょうか?

軽く説明しておきます。

 

「アタ製品の工程」

 

①まず、アタを採取し、葉を取り除き茎の部分を使います。(茎は根元が黒なので柄などにも使います)それを乾燥させ、茎の部分の太さを均一になるまで裂き、それから丁寧に編み込みます。(この細かさでクオリティが変わります。)→ここには、熟練の職人技が必要です。

 

②編み込みが完成したらバリ島の強い太陽の光をいっぱい浴びせて1~2週間天日干しをしっかりと行います。(雨は作業を遅らせます)

 

③天日干しが済んだらココナッツの実を裂いて、チップにした物で4~5日ほど燻します。この工程により、アタ製品独特の香ばしい香りと美しい飴色、防カビ・防虫効果が生まれます。

 

④燻しが終了したら煙のススを柔らかなブラシや布で優しく拭き取ります。そして再度天日干しをして、ささくれ等の最終チェックをして、ほつれ等を爪切り等で処理し滑らかな仕上がりにします。

 

どうですか?

とても気の長くなる工程。1つ出来上がるのにかなりの日数を要します。

値段もクオリティによって様々です。当店は編み目のしっかりした綺麗な物を直接、確かめて仕入れています

「アタ」は100年以上持つと言われる程、丈夫!

使えば使う程、艶や色に味が出てきます。

職人さんが1つ1つ丁寧に編んだ「アタ製品」を是非、1度 見にいらしてくださいね。


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