オーダーメイド日記<結婚指輪>2019年05月02日
女性のあこがれ!?ピンクダイヤ

 

女性に絶大に人気のピンクカラー、なぜ?

私的に思うのは、女性は美的なものを好み、そして自身も美しくなることを望みます。

青白い肌よりも色白ピンク系肌は女性を美しく見せます。

くちびるも紫色よりほんのりピンク色が健康的で可愛いに決まっています。

つまり、ピンクは女性を美しく可愛く見せる色なのです。

そのことを直感的に知っている女性は、ピンク色を無意識に好むのでは!と思っています。

 

宝石でもピンクカラーのものが女性には、やはり人気でローズクォーツ・インカローズ・ピンクトルマリン・ピンクサファイヤなどがあります。

その中でも、ひときわ輝きのあるピンクダイヤモンドはあこがれの的のようですね!

数年前までは、ピンクダイヤモンドは高いなりにもほどほどでした。

今では希少性が増し、かなり高価な宝石になってしまいました。

 

それは、鉱山を掘っても掘っても出てこないからで数多くの鉱山が廃鉱になっています。。

取りつくしてしまった感があるようなのです。

手に入れるのが難しくなってきました。

 

ほんのりと言うか、ほとんど無色透明に近く、これってピンクダイヤ!

と思えるような石まで登場するようになってきました、

当店ではピンクダイヤとは言えないような色合いです。

ブルーダイヤモンドのようにトリート(人口的に処理を施す)でカラー処理が出来ればよいのですが

今現在残念ながら、人工的にダイヤモンドをピンク色に処理する技術はありません。

 

ファッションリングとかは他のピンク系の宝石で賄えますが、

結婚指輪となると常に身につけるものですから強さが必要となります。

ピンクサファイヤもダイヤモンドに次ぐ硬さではありますが、

数年~数十年つけていると、傷が入り艶がなくなったり欠けたりします。

代用品にはなりにくいです。

 

ダイヤモンドは傷けがあると価値がかなり下がりますが、

ピンクダイヤは少し違っていて、傷けがあっても色味が良ければ価値は高く保たれます。

それほど色目が大事なのです。

薄ければ、傷けがなくても通常のダイヤより安価になります。

 

ピンクダイヤの値段が高騰する要因は、売買がオークション形式に替わって、一番高値を付けた業者が落札するようになったからです。

以前はそのロットごとに一定の価格が決められていたのですが、品数が少なくなってきているので仕方ないです。

これからさらに、希少性が増してなかなか手に入りにくくなると思います。

今のうちかもですね!

 

 

新婦様はピンク好きで、ピンクダイヤがご要望でした。

私共としては値段のことより、当店でピンクカラーと認められるダイヤモンドが

お客様のご要望の大きさでご用意できるかが問題でした。

 

一旦ご注文を頂いた以上は、利益がマイナスでも探さなくてはなりません。

かなりリスキーな品になります。

 

あらかじめ用意しておけばよいのですが…

 

フォルムポッシュ