鍼灸2019年02月23日
今日のツボは 喉に刺さった骨がとれる ツボです。

今日のツボは「間使かんし」穴です。場所は前腕前面 長掌筋腱と橈側手根屈筋腱の間 手関節掌側横紋の上方3寸にあります。効き目は手根関節炎 心痛 精神病 咽喉異物感 などです。咽喉異物感といえば 喉に魚の骨が刺さった~ってことはあること。その時どうします?よくあるのは ご飯を一気に飲み込んで刺さった骨をとる ですよね。鍼灸の本にも「間使」穴を使って魚の骨を取ることが載っています。

さてここからは 鍼灸うえだでのお話。開業して間がない頃、朝 患者さんを治療していたら 近所の患者さんがやってきました。「どうしたんですか~」「先生 喉に魚の骨が刺さって痛いんです!」魚の骨って鍼灸で何とかなるの?って思いながらこんな機会もそんな無いので 診てみることにしました。ベッドに寝てもらって 喉を診るとやはり刺さった方は少し腫れている感じ。喉に鍼(刺さない鍼)をしてみると腫れが引いてきた感じ ものの10分くらいかな。患者さんも痛い感じが引いてきたので治療終了。こんなのでお金も取れず様子をみるよういって帰宅してもらいました。2時間くらいして電話かかってきて「先生 骨取れた!」よかったです。

そんな経験がある中で またまた事件が・・・。一年位前に自宅でサバの味噌煮を作りました。すると娘が「喉に骨が刺さった!」前の骨刺さり事件の後 鍼灸の本で「間使」穴が魚の骨が喉に刺さった時に使うととれると勉強していましたので娘に「間使」穴を押さえるよう言いました。押さえて10分しないうちに「あッ 取れた!」やっぱり取れるんだと実感しました。もし魚の骨が喉に刺さったら「間使」穴試してみてください。