今日のツボは「手五里てごり」穴です。場所は上腕外側　曲池穴と肩禺（左に骨へん）を結ぶ線上　肘窩横紋の上方3寸にあります。（今回はツボとツボを結んでわかりにくかったですね）効き目は上腕部の痛みや痙攣などです。この「手五里」穴の場所には橈骨神経が通っていて注射や鍼をすると「橈骨神経麻痺」を起すことがあり、古書には「禁鍼穴」といわれることもあります。

「手三里」穴が有名でその2寸上ということから「手五里」という名前が付いたのだそうです。ツボからみるとこのような名前の付け方は少ないですけどね。鍼灸学校の時から「このツボはちょっと危ないぞ」と教えられてきたので臨床上使うことはまずありませんけどね。