未カテゴリー2018年08月04日
はり灸の話

今日ははり灸の話。

世の中に治療はたくさんあれど、なかなか大変な鍼灸、そんな話ですが、決して愚痴ではありません。

まず鍼灸には患者さんを治療する上で2つの試練があります。

一つ目は 鍼が痛くないように打つこと。

(ごくたまに鍼は痛いのが良く効いているという話がありますが、私は痛いのはダメ、気持ちいいか、無感覚が良いと思っています)

お灸が熱くないこと。(例え熱くとも灸痕は残さない、勿論効かないと意味はない)

まず最初の試練です。ここをクリアにしないと患者さんが身体を預けてくれない。鍼灸院ではごく当たり前のことですが治療者にとっては試練なのです。

二つ目は 治療後良い具合に身体が変化していること。

患者さんは「鍼してもらおう」と来院されるわけですが、期待通りの身体の反応がないと次回はありません。これが第2の試練です。しかも初診で効果を得られないとなかなか次に繋がりません。結構大変です。

もひとつ言うと 鍼灸の守備範囲がめちゃくちゃ広いです。小児科(小児はり)内科 整形外科 婦人科 診療内科 耳鼻咽喉科 泌尿科 など挙げていくとキリがありません。

こんな話になるとしんどいなってことになるんでしょうが、イヤイヤ 結構楽しいんです。鍼を打ったり、お灸をしたりすると身体が変わる そのことが面白く思います。

もちろんその時は上手く治療できないこともありますが、うまくできた時の達成感は何とも言えないものです。

 

先日 本屋さんに行ったら 鍼灸の本を色々見ている若い男性がいました。私も持っている本を手にして一生懸命読んでいました。なかなか大変な仕事ではあるけど頑張ってほしいなあと思いました。

最近思ったことを書いてみました。