利用案内2017年03月29日
#10) 院長の自己紹介

後手に回ってしまいましたが、自己紹介します。名前は奥西 秀樹、いま68歳です。昭和24年1月に大阪府の北河内で生まれました。当時は未だ「被占領下の日本」つまり ”Occupied Japan” と呼ばれた時代です。

  昭和49年に大阪医大を卒業し、3年間は大学病院で腎不全患者さんの血液透析を中心に臨床経験を積みました。腎臓が悪くなると高血圧が起こり、逆に、高血圧は腎臓を悪くさせます。そんな腎臓と高血圧の相互関係を研究したくなって昭和52年4月から滋賀医大・薬理学教室の助手として採用していただき、以来40年近く、臨床を離れて基礎医学の道を歩んできました。平成元年には薬理学助教授となって母校に戻りました。平成6年から島根医大の薬理学教育を担当しました。

  平成26年、定年で島根医大を退職後は、縁あって京都市内の老健施設に1年間勤務し高齢者の医療・介護に取り組み始めました。平成27年6月からは、これも深い縁あって、生田病院の嘱託医師となり内科医として臨床経験を磨きました。同年9月1日に現在の三雲クリニックが開設され院長に就任したという次第です。クリニックの開設者は医療法人社団 美松会(びしょうかい)の生田邦夫理事長であり、理事長と私は大阪医大の同級生という間柄です。

  卒業年次は古いですが、臨床経験はまだまだ浅く、「毎日が勉強」という気持ちでやっています。ただ、1)薬がどんなふうに効くのか、2)どんなふうに副作用をもたらすのか、3)薬は人体内でどう変化して行くのか、4)複数の薬の飲み合わせで何が起こり得るか、等々の問題を長年扱ってきたので、ふつうの医師とは違った独自の視点から最適な薬を選び出し使いこなすという心がけで日々の診療に役立てているつもりです。

  また、学生時代・研究者時代を通じて、人体の働き・機能をダイナミック(動的)に理解する訓練を積んできましたので、病気や症状の成り立つしくみを理解する(これこそ診断という行為です)よう努めていますし、治療に当たっても「何処にどういう働きかけをすればよいのか?」を常に考えながら実践するよう心がけています。